Advisory Board

Members

竹中平蔵教授が代表を務める教育改革推進協議会が、本会のアドバイザリーボードとなっています。
教育改革推進協議会は、学校や民間の垣根を超えた協働により教育改革をあるべき方向へと推進する事を目的として発足しました。

Message

安西祐一郎氏

安西 あんざい 祐一郎 ゆういちろう

日本アクティブラーニング協会 会長
日本学術振興会 理事長
前中央教育審議会 会長

教育改革の旗手たらんことを

私は大学教育で体育を必修にすべきだと思っています。「いきなりなんだ?」と思われるかもしれませんが、それはこういう理由からです。ひとたび社会に出れば、予定通りに物事が進むことは少なく、不測の事態にどう対応するか、本人の力量が常に求められます。その点、スポーツは、即興で身体を動かす訓練になると思うのです。もちろん、じっくり考えて答えを出す力も大事です。しかし、考えるとともに行動することも重要です。実社会では、どちらか一方ではなく、統合された力が求められているのです。

また、近頃は、「大学の卒業証書にどれだけの意味があるだろうか?」というようなことも考えています。これは、現在、果たしてどれだけの大学が、社会で生きる力を養成しているのだろうか?という疑問からです。主体性を身につけたうえで、大学ではしっかりした知識とそれを活用する力の養成を、もっと本格的にやっていかなければならないのです。

私は、大学の評価は、卒業生が、どこでどれくらい活躍しているかで測られるべきだと思っています。そういった面から考えると、大学は、教育内容を充実させることはもとより、入学の時点で、多様な学生を迎え入れる必要があるはずです。

ポートフォリオは教育改革を進めていくにあたって必須です。ところが、現在のところ、ポートフォリオを活用した教育や評価に関する知見はほとんどありません。教育の現場でも評価の現場でも、圧倒的に経験が足りないので、できる人財が少ないという現状があります。しかし、どこかで経験を積んでいかなければ、いつまでたってもできるようにはならないのです。

教育ビッグデータについても同様です。ビッグデータの解析は、教育の発展に少なからず貢献するはずですが、我が国には教育に関する活用可能なデータの蓄積がありません。これもどこかで始めなければ、ないものを解析することはできないのです。

改革は、誰かがやってくれるのを待つのではなく、これからの時代をつくっていきたいという志のある人たちが、力を合わせて行うべきものです。ぜひ皆で力を尽くしていきましょう。

“やり方”ではなく“あり方”を磨け

アルバート・アインシュタインが、“Education is what remains after one has forgotten what one has learned in school.”「教育とは、学校で学んだことを忘れた後に、なお残っているもののことだ」という言葉を残しています。 アインシュタインの言う、「忘れ去った後に、生涯にわたって残るもの」とは、換言すれば、人生を生き抜くための力であると言えます。現在「アクティブラーニング」を考える際、その方法論に多くの時間が割かれています。しかし、本来それ以上に重要なことは、この生き抜く力を育てることであり、授業運営の形式を変えるだけでは、どうにもならないのは自明の理です。

本会の基本指針は、「"やり方"ではなく"あり方"」という理念に立脚しています。他者から与えられた受け身の学習を、自ら選択して行う主体的な学びに変えることができれば、それこそがアクティブラーニングの本質であり、生き抜く力の原点となり得るという確信です。

相川秀希氏

相川 あいかわ 秀希 ひでき

日本アクティブラーニング協会 理事長
サマデイグループ CEO

当然、この根幹のテーマをクリアするのは簡単なことではありません。しかし、一つだけ、確実なのは、主体的に生き抜く力は、本来、誰にでも備わっているということです。 アクティブラーニングに定形はありません。あるべき自分像と成すべきミッションが融合する時、アクティブラーニングは起動します。

私達は、以上の考えを軸に、60,000人以上の学生・社会人を対象に、国内外の大学教授・研究室・企業等との連携による高大社接続プログラム及び、演劇メソッドを取り入れたワークショップを行ってまいりました。これらの経験値から育まれた実戦力を、コンサルティング、人財開発等の事業を通じて、本会の趣旨にご賛同いただける方々にお役立ていただけますよう心より願っております。